だから、この本はわたしを客観的に様々な側面から見た自叙伝なのかもしれない。未熟な自分がいつ完成されるのかが、未知で楽しみである。
毎日何かしらできないことが増えて、身体が痛くなることもあり、そして心も波のように浮き沈み、その中でわたしは、自分の可能性を信じそれに期待を懸けている。
それは、夢を追う子供の姿に似ているかもしれない。
未熟なまま大人になりきれなかった自分。それが、今の等身大のわたしである。
父への本心
父を介護するつもりは全くなかった。きっと父は大好きな畑仕事中に気を失うか、お酒を飲みながら幸せな朝を迎えるか、たぶんきっと患わずに逝くだろう。
同居の気安さもあり、さりげなくそんな不謹慎なことを予感していた。かと言ってそれは神様が決めたこと。誰しも天寿を全うすることを願っている。
年老いた親にはなおのこと。できればこの手で受け止め、安らかな時を過ごさせてやりたいと思うのは、娘として当然の感覚である。
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