【前回記事を読む】「あんたらが何も解決してくれないから退去する事にしたんだ!」——絶えない住人同士の"騒音問題"。管理会社の対応は…

第一章 管理会社と賃貸物件

滞納者問題

また現在は入居者の高齢化が著しく進んでいます。貯蓄がしっかりあり、年金もしっかり受給していれば良いのですが、全員がそうとは限りません。

現在、私が対応中の滞納者で御年70歳を超えた方がいます。職場をリストラされて収入も無く、2ヶ月ごとに受け取る年金が唯一の収入のため、家賃の滞納を続けています。生活保護の申請をするように勧めましたが、まだ受給に至ってはいません。

そういった方にも私たちは督促時には言葉づかいや、態度に注意しつつ、あくまでも穏やかに対応しなければなりません。万一精神的に追い込んで、滞納者に何かあってはいけないからです。

また家賃を支払わないから、相手が社会的弱者だからという理由で次のような行為をするとたちまち大問題になり、逆に管理会社側が加害者になってしまいます。

・部屋を使用させないように勝手に玄関の鍵を交換してしまう

・入居者に無断で室内に入り、居住者の家財、生活道具を処分してしまう

・脅したりして強引に退去させてしまう

これらは自力救済といって法律で禁じられている行為です。

自力救済とは法律に反して自身による行為で物事を解決する事を指しますが、これを行った場合、逆に相手から訴えられる原因ともなります。