(2)先生の10か条、新・10か条
大学の同窓が島田先生に会う機会があったそうで、
「先生から『働き続けるための10か条』というものを聞いたから、みんなにも共有するね」
と連絡をくれた。
正確な時期は覚えていない。でも活字で残っているのでパソコンが普及し始めた1995年頃のことだと思う。
「さすが島田先生だね」
「すごい!!」
「なるほど!」
など、私たちは皆、うなずいた。
島田先生は、在学中いつも明るく、温かく指導してくださった。そして、卒業後も私たちのことを応援してくださっている。そんな先生の10か条を、パウチをして冷蔵庫に貼ってみた。こうすれば毎日、バッチリ目に入る。
仕事にも慣れてきたころ、第一子、そして三年後に第二子が生まれ、常に時間に追われるバタバタとした生活が始まった。
二人の子供の出産でそれぞれ一年の育児休業や短時間勤務を取得させていただいたが、両親は遠方に住んでおり、夫も業務が深夜に及ぶ部署だったため、家事・子育ては私が大部分を対応していたことから、出産後は仕事はかなりセーブした形になった。
そして、私は体力がないのに物事は完璧にやりたいタイプだったので、そのギャップに悩むことも多くなった。そんな時はパウチを見て、行動を見つめなおすことをしていた。
2023年元旦の年賀状に、
「先生の『働き続けるための10か条』を大切にしています」
と書いたところ、
「ありがとう。あなたが現代風にアレンジして、新しい10か条を作って、後に続く女性達を励ましてね」
とのお返事をいただいた。どこまでも女性達の後押しをしてくれる先生なんだろう……。その時、会社を勤め上げたら何らかの形でまとめようかな、と思った。
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