【前回の記事を読む】占い師の女と同居を始めた父は財産整理の相談をするように。ある日「大事な話がある」と家族全員を別荘に呼び…

サイコ2――死の予言者

マンションに戻り、麻利衣が銀河シェイクを渡すと賽子は不機嫌な顔をした。

「もうすっかり溶けてしまってるじゃないか。どうしてそんなに時間がかかったんだ」

「そう文句を言わないでくださいよ。仕事を取ってきたんですから」

千晶は彼女に頭を下げ、ソファに座って先程の依頼について説明した。

「なるほど。占い師か。なかなか面白そうじゃないか。ところで報酬はあなたが?」

「報酬はひとみが払うって話はついています」

「いいでしょう。それでは土曜日に一緒に檜原村に」

賽子は太いストローでジュルジュルと残りのシェイクを吸った。