【前回の記事を読む】「買い方」を見直して会社の利益を増やそう!——調達の基本から、コスト削減までの方法までをご紹介

第1章 調達の意義と効果

事例1
調達コスト削減額の算出方法

グローバル案件

グローバルでの共通な調達コスト削減算出方法を用いて、各地域・各社ごとにコスト削減額を算出し、最終的には、グループ・グローバル全体での調達コスト削減額を算出する。

その際に、購入中止(Cost Avoidance)と価格交渉(Cost Saving)は、明確に区別し、あくまで価格交渉による調達コスト削減額のみを対象とする。

調達コスト削減額の累積

調達コスト削減額は、ある基準年をベースに毎年の削減額を算出する。

特に中長期経営計画(3~5年)においては、基準年から各年度の調達コスト削減額を算出し、複数年度での累計合計削減額をゴールと設定することが多い。

(例:中長期経営計画:3カ年で70億円、5カ年で100億円の調達コスト削減額を創出)

外部発表する際にも、調達コスト削減額の提示は、定量的で具体的な目標であり、外部コストの削減という意味では、ステークホルダーへのメッセージとして有用なものとなる。

用語解説

購入中止(Cost Avoidance)と価格交渉(Cost Saving)…調達のコスト削減額の算定時には、購入中止による効果は含まないことを共通ルールとして徹底し、あくまで価格交渉によって創出した削減額を調達コスト削減額と定義する。