コラム①:失敗から学ぶ「部門横断施策の展開方法の失敗」

“相手の立場を理解し、実務者に負担をかけるべからず!”

調達の施策を全社展開し、各事業会社・機能部門の企画・管理責任者に説明する際に、コスト削減を上位下達の色合いで強調したばかりに、調達コスト削減の進捗状況を詳細に報告するEXCELシートのバケツリレーとなり、間接部門担当者の実務負担をかなり増やしてしまった。

各部門の間接部門担当者は、企画・管理全般にわたり幅広く関与しており、実務担当者の負担を少しでも減らすべく工夫し、DXをフルに活用し、簡素化すべきであった。

“現場へ出向き、丁寧に説明すべし!”

各部門の間接要員は、全ての調達実態を把握しているわけではなく、実際の購買利用者・責任者に直に会ってヒアリングすることにより、各部門特有の調達・購買課題が浮き彫りになる。

終業後の居酒屋談話も本音トークに近くなり、時には有益な情報となる。

そして何より、各部門の調達活動の理解が深まることにより、各部門の間接要員の支援もより深まる。

時には一歩踏み込んで、各事業会社・機能部門と調達部門の人材交流をすることも各部門の専門性を深く広く理解する上で、重要な打ち手であったと思う。

“小さな成功事例を実践すべし!”

各事業会社・機能部門に大きな調達コスト削減の目標を割り当てるより、小さな部門特有の調達コスト削減を早期に実現し、信頼を得た上で、より大きな調達コスト削減にチャレンジするステップをとることは、大切だと痛感した。“急がば回れ”。

 

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