02 鼻のできものから始まった体調不良
この頃の体調の崩し方は、まず鼻頭のできものが少しずつ大きくなり、右耳をふさいでくるのです。右耳だけ耳鳴りがして、半分位しか聞こえない状況になります。
鼻の方も、食事ができないぐらい鼻水が止まらなくなり、家ではティッシュを何度も鼻に詰め替えて外食の時は紙ナプキンを10枚位詰め替えないといけません。
鼻水は数日経つと治まり始めますが、次はくしゃみが止まらなくなりました。風邪とは違って鼻の奥をつつかれ続ける感じで、くしゃみといえども数日続くとしんどくてなりません。肺やあばらが痛くなっても終わらないのです。
くしゃみが治まり出すと、今度は咳が止まらなくなりました。これもまた風邪とは違って、喉の奥をつつかれ続ける感じです。やはり数日続くとしんどいもので、喉にひび割れができたような痛みを伴うようになり、痰には血が混じり肺やあばらが痛くなっても終わりませんでした。
頭痛はなかったものの、頭が重くてふらつく感じは右耳をふさがれた時点からずっと並行してあるのです。そして、それらの症状は鼻のできものが小さくなると、いつも噓のように終わりました。
何となく彼女が原因だろうと思った私は、彼女の周りの人にどうしているのかとか一度会いたいなどと伝えると、ある程度できものは小さくなり症状も軽くなったので、何度かコンタクトを取りました。
彼氏がいるから話すことはないと言われるだけだったのですが、しばらくして一度だけ土曜日にガソリンスタンドに座っていました。長い髪で顔を隠して俯いたまま途方もなく暗い雰囲気でした。「おう、元気にしてるか」と言っても俯いたきりで何も言いません。
この様子だと何を言っても話にならないと思い、それまでにかなりのストレスを抱えていた私は怒りを抑え、そのまま何も言わず帰りました。
03 殺意を押しとどめた金縛りの体験
それ以降、念を感じる日は体じゅうの皮膚が疼くような感じで、3、4時間も寝付けずに睡眠不足になる日も増え、1年ほどが経ちました。さらに体調の崩し方が最悪になった頃、恥ずかしながら「もう明日殺すしかない」と決意したその晩、生まれて初めて金縛りにあったのです。
まず耳鳴りがどんどん大きくなってきて、ずどんと体全体に重いものが落ちてきました。目を少しだけ開けられる状態で、もの凄く眩しい白い光の点がだんだん近づき、大きな光となり、その中に小さな黒い点が現れ、大きくなりながら竹藪と彼女の家の名前が彫られた墓石になり、光は消え、大きな黒い影だけが残り、少しずつ揺らぎながら体に入ってきました。
これが金縛りかと思ったぐらいで、あまり驚きも怖がりもしなかった私は、さらに怒りが増して「ふざけるな! 殺す」と思いながら寝たのですが、すぐに黒い影だけの2度目の金縛りも起こり、意外とあっさり「殺しちゃダメってことね」と納得したのです。
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