【前回の記事を読む】プロポーズの瞬間、勘違い令嬢が婚約指輪を強奪! 暴走した“愛の執着”が招く最悪の結末とは――
不可解な恋 ~彼氏がお見合いをしました~
「――てくれ!」
薄っすらと意識が戻ってくると、俊雄さんの悲痛な声が耳に入ってきた。
「――んでこんな……!」
目をゆっくり開けると、目の前には俊雄さんと悠希さんがいた。しかも、俊雄さんはベッドに紐で縛られていて、身動きができないようだった。悠希さんは私が目を覚ました事を知ると、「では始めましょう」とにっこりと笑みを浮かべて言った。
悠希さんが俊雄さんの服を脱がし、彼の体にキスをしていく。視線は私に向けたまま、見せつけるかのように。
「ち、ちょっと何してるの!? やめて! こんなの変だよ!」
そう叫ぶも、悠希さんは余裕の笑みを浮かべるだけで、俊雄さんの体をねっとりと愛撫していく。
動こうにも、私は椅子に縛り付けられていて、叫ぶ事だけしかできない。
「真由!? ちょっとこれはどういう事!?」
「あはは、楽しいショーでしょ? 私は報われない恋をしている悠希さんを応援しているだけだよ。ねぇ、今どんな気持ち? 目の前で彼氏が襲われてるのって」
「真由っ! ほどいて! こんな事をするなんて異常だよ!」
「だってさ、翔」
「し、翔って、水野さん!?」
真由の横に遊園地に一緒に行った水野翔さんが並んだ。
「俺も、真由が応援する悠希さんを手伝おうと思ってね。真由は大事なセフレだし」
そう言って、水野さんは真由の肩を抱く。