地球規模での人類・人の移動

前述の、日本人の海外移動という観点から、ちょっと範囲・視野を広げて、人間・人類の移動という観点から、少し眺めてみたい(全てではなく、個人的に知っている有名なものに限られるが)。

取り立てて目新しいものはないが、地球人としての常識世界の常識の範囲を、再確認の意味で観ていきたい。

歴史的集団大移動

グレイトジャーニー 東アフリカの一人の女性を祖とする現生人類が、アフリカから出発し、食料・生存生活空間を求めて、北上しヨーロッパへ、あるいはインドを経て東南アジア・オーストラリアまで、更には中国・モンゴル・シベリアを経て、ベーリング海峡(渡った時は氷河期で地球上で氷が多く出来海水面が低くなり陸続きで地峡だった可能性が高い)を経て北アメリカ・中米の地峡を経て南米最南端まで移動した(コロンブスのアメリカ発見のとっくの昔、アジア人・モンゴロイドは、南北のアメリカ大陸を発見し、渡り住んでいた)。

これによって、現生人類は地球全体に広がった(白人の事を、コーカソイドというが、コーカサス地方(ノアの箱舟伝説のある現トルコ領の大・小アララト山もここにある。

ノアの箱舟の一部といわれる木片をアルメニアの教会で見た事がある。キリスト検死に使われたといわれる槍の穂先も一緒に)から、山脈の西側に広がって行った人々という発想があるのではないかと思う。

ちなみに、この考え方から、前述のコーカソイドの他、アフリカにとどまった人々をニグロイド、オーストラリアまで行った人々をオーストラロイド、モンゴルから広まった人々をモンゴロイド、とする考え方がある)。