私はそれを見ていて、こういう人たちも偉いかもしれないけれど、一番偉いのは舟木先生ではないかと思ったのです。

もちろんアメリカ大陸を発見したコロンブスも、電気を発明したエジソンもみんな偉大です。もろもろの困難を乗り越え、最後まであきらめないでやり遂げたのですから。

でも、その人たちが発見、発明した文明・文化は全部、その人の「気づき」から来ています。そして、その「気づき」をあたえてくれたのは自分の中に存在する「魂」であることを発見したのは舟木先生でした。

すべての人の中には、そういう存在(魂)があることを今まで誰も気がつかなかったのに、そのことを発見して、「それが人間の元なんだよ」と示してくれたのは、先生の他にはいないのではないでしょうか。そんな先生に出逢えた幸運に、今さらながら感謝しています。

先生との出会いで気づいた多くのこと

私は現在七十代半ばで、そろそろ人生の仕舞い方を考えなければならない時期を迎えています。今までの人生を振り返ってみて、自分にとって一番意義のあることは何だったのかと考えたとき、やはり舟木正朋先生と出会えたことだと思います。

先生と出会わなかったら、さまざまな気づきもなかったと思うからです。

「自分はこういう親のもとに生まれ、こういう結婚をして、こういう子供たちに恵まれて、こういう経験をしてきた等々」、振り返ってみたとき、「ああ、そういうことだったのか」と、すべては自分のこころから出ていたことなのだ、ということをわからせてもらうためにあったのだと気がついたのでした。

先生と出会うことで、自分が因縁にがんじがらめになっていることがわかり、これはやはり自分自身のことをもっと知っていかないと先がないんだなあと思いました。

自分を知っていくにしたがって、私をがんじがらめにしていた因縁の一つひとつがはがれ落ちてゆくような感覚がありました。

逆にいうと、因縁にがんじがらめになっていたからこそ気づくことがたくさんあり、しんけんに求めることができたのかもしれません。

こういう話をご縁のある方々にお話しすると、たいていの人は耳を傾けてくれます。先生が常々おっしゃっていたように、魂というのはすべての人に内在しているので、その人の魂が聞きたがっているのだと思います。

 

👉『生きる本当の意味とは?』連載記事一覧はこちら

【イチオシ記事】夫の不倫現場に遭遇し、別れを切り出した夜…。「やめて!」 夫は人が変わったように無理やりキスをし、パジャマを脱がしてきて…

【注目記事】認知症の母を助けようと下敷きに…お腹の子の上に膝をつき、全体重をかけられた。激痛、足の間からは液体が流れ、赤ちゃんは…