コモディティアイテム(日常生活品や生活必需品)は、最低限の機能と価格がなによりも優先されるということだ。中身が同じであると分かれば、老舗メーカーではなく、プライベートブランドで全く問題ない。

対して、それ以外の非生活必需品は、機能や価格だけでは選ばれないのだ。そのブランド、価値観やその販売者、その人に対しての気持ちが価格に添加されている。

そして、残酷であるが、そんなお布施に近いTシャツを買ってしまったとき、自分が既に洗脳されつつあることを自覚しよう。

自覚がある中で、自分の許容できる範囲で買う(応援する)なら構わない。だが第三者的な視点を持って、一度立ち止まることをお勧めする。また、立ち止まれるように助言してくれる人がいるならば、その人を大切にしよう。

忌憚ないアドバイスをしてくれる家族や友人は、かけがえのない財産となる。またあなた自身もお節介や善意の押し付けではない、言うべきことは言える人となって欲しい。

逆に言えば、もしあなたが、あなたの販売するTシャツを買ってくれるファンを獲得できれば、それは大きな資産となる。Tシャツを売る側、買う側、どちらに回りたいか、一度考えてみて欲しい。

次回更新は11月24日(月)、11時の予定です。

 

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