【前回の記事を読む】スポーツジムのターゲットは初心者? 毎日2時間も狂ったように筋トレする人を快く思っていないかも。特に日本では…

第6章

6-6.サプリメントはまだ考えなくていい

皆がスマートフォンを持っても、QR決済を利用しても、いくら情報化社会が進んでも、騙される人は存在する。そして、そんな情弱をターゲットにする商売は、儲かるのだ。だから形を変えて、存在し続ける。

加工に加工を重ねたビフォーアフター写真
○○大学や○○先生監修
データを都合よく解釈し商品に権威づけ

これは筋トレ業界だけでなく、美容や健康に関わる分野で用いられるマーケティングの常套手段だ。

ここまで本書を読んだあなたなら、分かるだろう。

本当にこれは必要なのか? 効果があるのか? 一旦立ち止まって調べよう。特に高い買い物をするときは、考えることが必須となる。その行動が、あなたの資産を不当な収奪から守る。

サプリメントは十分に筋肉が付いてから考えればいい。そのときには、あなたは筋肉に関する目利きになっている。そしてサプリメント以外でも、「その商品が買うべきものかどうか」を見極める力を得ていることだろう。

地道に筋トレし、自分を変えた経験というのは、知性も育ててくれるはずだ。