【前回の記事を読む】電車で脚を広げて座る人の「事情」とは?…例えばその人は、子供の頃からの習慣として…

第7章

7-4.第一印象は大事

社会での予行練習として、これからジムで、第一印象の大切さを実感して欲しい。ついでに筋トレで成果を上げれば、第一印象にプラス要素を上乗せすることができる逆三角形の上半身と締まったウエスト。これさえあれば、ユニクロのようなカジュアルブランドでも、充分よい第一印象を与えることができる。

「それなら、別に鍛える前でもできるな……」

そう、可も不可もなく無難な印象。これだけでも、第一印象の試験で足切りされることはないだろう。

しかし、鍛え上げたあなたはそこに留まらない。一見すると無難な服装、誰もが着ている服だが、明らかに体型が違うことを相手は見抜く。これは差別化に繋がる。

「服を着てても分かるほどの筋肉はちょっと……」

「服をめくったら、筋肉が見える程度が良い」

こんな発言も時折聞こえる。しかし、逆三角形の上半身と締まったウエスト、その体型に対して悪い印象を持つ人は、実はとてつもなく少数派なのだ。

生物として健康そう、強そうと感じるものには、悪い印象は抱かない。実際に健康か、強いかは関係ない。「強そう」「健康そう」この本能的な印象から、人類は逃れることができない。

だから安心して、筋トレに熱中して欲しい。

突き詰めると、筋肉は仕事に、コミュニケーション能力に役に立つのだ。