また、潜在意識には、「興味のある情報、ほしい情報だけを集める」という特徴があります。
みなさんは、たとえば「英語を習いたい」と思ったとたん、英会話教室の広告がやたら目につくようになったり、「楽器を始めたい」と思ったとたん、近所に音楽教室があることに気づいたり……といった経験をしたことはありませんか?
私たちの脳内には、五感を通して、日々膨大な量の情報が入ってきます。それらをすべて処理することはできないため、脳は常に、自分にとって必要な情報とそうで
ない情報を区別し、必要な情報だけを選び取っています。
価値観に基づいて、情報の取捨選択を行っているのも、潜在意識です。
つまり、私たちは、潜在意識によって作られた価値観に基づいて、自分の身に起こった出来事を評価し、潜在意識が選んだ情報だけを受け取っています。
私たちが見ている世界は、潜在意識というフィルターを通した世界であるともいえるのです。顕在意識と潜在意識のギャップが、あなたの幸せを妨げている話を「顕在意識と潜在意識のギャップ」に戻しましょう。
今の自分が嫌いな人、今の自分に満足していない人は、顕在意識では「幸せになりたい」と願っています。
ところが、潜在意識では、「このままでいたい」と思っていることが多いのです。
これが、顕在意識と潜在意識のギャップです。
詳しくは後でお話ししますが、古い脳と関係している潜在意識には、「今いる場所」に無意識のうちに安心感を抱き、「今いる場所から離れること」に不安や恐怖を覚えるという特徴があります。
3~10%の顕在意識がどれほど「自分を変えたい」「幸せになりたい」と思っても、
90~97%の潜在意識が「このままの自分、このままの状態でいたい」と思っている限り、なかなか自分を変えることができません。
そして、潜在意識が自分自身に対して「大したことのない人間だ」「何をやってもうまくいかない」といったネガティブなイメージを持っている限り、その人は世界から、ネガティブな情報ばかりを受け取りやすくなってしまいます。
ですから、あなたが本当に幸せになるためには、まず潜在意識の中に刻み込まれた、あなたを幸せから遠ざけているものに気づき、潜在意識そのもののあり方を変えていく必要があります。
ではさっそく、その方法について、詳しくお伝えしていきましょう。
この本が、みなさんが幸せに生きられるための手助けになることを、心から祈っています。
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