山の中でオポと休憩しているときに、ふと目を上げると虹の光の玉が見えました。その光が命の輝きのように感じられ、それまで見ていたものは表面的なものかもしれないと思ったのです。

まだ知るべきことがある、ちゃんと見ることができるようになりたいと強く思い、真剣に目の前の犬の姿を見てきました。

自然の中で犬と過ごす時間が長くなることで、犬は自然の一部なのだということを思い知らされました。

犬という自然を全て知りつくすことなど到底できませんが、それでも知りたい、理解したいという気持ちがずっと続いています。

犬のオポ

本書のベースとなったのは、記録として書き留めていたブログです。いつも学びの途中であるという自覚から、見たことや考えたことを書くことで頭を整理していて、この本もその整理のひとつです。

今までにも数知れないほどの思い違いを繰り返してきました。ですからこれが正しいと主張するものではなく、後になれば間違っていたと思うことも覚悟の上で、今までの犬の学びを振り返ってみました。

ひとりの飼い主が犬について考えたひとつの視点として読み流していただき、その上で何か共感できることがあれば幸いです。

 

👉『Good Boy Heart』連載記事一覧はこちら

【イチオシ記事】「大声を張り上げたって誰も来ない」両手を捕まれ、無理やり触らせられ…。ことが終わると、涙を流しながら夢中で手を洗い続けた

【注目記事】火だるまになった先生は僕の名前を叫んでいた――まさか僕の母親が自殺したことと今回の事件、何か繋がりが…?