私はすでに古希を迎え、高齢者といわれる年齢になりました。あの世に行くときに何が悔やまれるかといえば、こんなすばらしいことを教えていただきながら人に伝えないまま逝ってしまうことです。

自分だけのものにして逝くことは、教えてくださった先生に申し訳ないというよりも自分自身が許さないのです。

世の中には不安をかかえて生きている人がたくさんいます。幸せを一度も感じたことがないという人たちもいます。

でも、あきらめずに前進する! その熱意に魂は応えてくれるという体験を私は何度もしてきました。どうにもならないときは祈るしかありませんでした。

苦しい体験もいろいろしてきたからこそ、今は心静かにおだやかな日々を送ることができていると思っています。

この本を手にとってくださった方々に、「舟木先生から学んだことを伝えたい」という私の想いが伝わり、本当の自分(魂)に出逢っていただけたら、こんな嬉しいことはありません。

なお、この本では魂(本当の自分・自分自身)の存在に気づくために大切なことを、次のように分けて、それぞれに先生のご著書から抜粋した言葉をご紹介しています。

第1章 魂は眠れるごとくに存在する
第2章 精神世界は魂の世界
第3章 常に神仏を思って生きる
第4章 因縁を解除して生きる
第5章 こころの努力をする
第6章 こころと病気の関係を知る

あの言葉も入れたい、この言葉も入れたいと、ご紹介したい言葉がたくさんありますが、なにぶん頁数が限られていますので、私の判断で「これだけはぜひ読んでほしい」という言葉を選ばせていただきました。

なお各文章には読みやすさを考慮して、まとまりごとに小見出しをつけさせていただきましたが、言葉や表現は原文に忠実に掲載しました。どのページからお読みになってもかまいません。

パッと開いたところが、その日のあなたの行いに良いヒントをあたえてくれるかもしれません。この本があなたの人生にとって少しでもお役に立つことができれば望外の幸せに存じます。

令和七年

高田佳世子

 

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