余談
畑仕事の面白みは土づくりです。
退職後、親から里に畑が遺されました。労力の半分を費やされる草への対策として思いつきました。畑の隅に直径3mほどの穴を少し深めに掘り、そこに鍬(クワ)で削った(手で抜かない)草を収穫後の野菜の茎や葉っぱと一緒に放り込みます。その上に見えなくなるまで牛糞を、そして水を流し入れ、最後に土をかぶせておきます。
2ヶ月後に掘るとミミズやダンゴ虫や蟻の棲家となっていて、そのお陰で黒ずんだ土が生まれています。隣家の人から栄養が豊富になれば土は黒色になっていくと数ヶ月前に聞きました。
豊かな葉っぱをつけ、自らその実や葉を根もとに落として循環システムを構築している柿の樹を横目で見ながら、ミミズやダンゴ虫と共存する土づくりをしています。
*エズラ・ウェストン・ルーミス・パウンドは、詩人、音楽家、批評家であり、T・S・エリオットと並んで、20世紀初頭の詩におけるモダニズム運動の中心的人物の一人だった(『Wikipedia』より)。
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