自分の希望通りのキャリアを作れるのは、弁護士や会計士など、特定の道に進むことを就職前から決意し、資格取得に励んだ人たちではないでしょうか。あるいは起業するほど意志の固い人、ビジネスを起こせる人。大多数は漠然と就職先を考えており、キャリアは選べないのがほとんどです。
それでは大企業に勤めるのがダメかと言えば、そんなことはなくメリットも沢山あります。経緯は忘れましたが、ある時上司から「お前の代わりはいくらでもいる」と言われたことがあります。
何のつもりでそう言ったのか、腹が立ったし、ビックリしました。今言われたら絶対パワハラで訴えるし、勝てると思います。
でも見方を変えると、自分と同レベルの人材が至るところにいるわけで、金太郎飴のようなもの。切っても切っても金太郎が出てくるはずで、同質の成果を果たせるわけです。浦島太郎が出てくると困るから会社の尺度で決めた似たような人材を集めています。
高学歴で忖度できる人が大好きな銀行。霞が関と変わりません。SONYとかなら尖った人材は求められそうですが、銀行は求めていません。
銀行員っぽい人、何となくわかりませんか。最近でこそ理系人材をトップに置くなど変化が見受けられますが、本質的には何も変わらないでしょう。
だって、理系人材といっても銀行にずっといた人なんですから、銀行員体質がこびりついているはずです。