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システム開発

システム開発をするときは声を大きくして、「みなさーん、これからこんなシステム開発するからね、気をつけてねー!」というのがうちの部署。

システム部は「他のシステムを管理するシステム部の皆さーん、うちが開発する時はどういう影響が出るかしっかり調査してねー」となったのです。

「なんだよー、声大きくするだけかよ。こんな中途半端な対応で再発防止策とか言えるのかよ」そう思いながら報告するのですが、システム開発を失敗しても責任を曖昧にしたまま終わらせるのが銀行流かなと思ったりします。

銀行でシステムが重要なのは言うまでもありません。障害が発生すると、抱えている業務から離れエラー解消が最優先となります。システム部と電話会議が始まり、エラー解消の目途がつくまで定期的に開催されることになります。

システム部が報告するのは主に七つ、「障害発生時刻」、「障害発生に気付いた経緯」、「障害の原因」、「障害内容」、「ビジネスへの影響」、「今後の対応方針」、「再発防止策」です。

報告を受けてシステムを利用する現場に伝える必要があるか判断をするわけですが、システムが苦手で大嫌いな私は苦労します。「慣れるまで苦労しました」って書きたいところですが、未だに慣れません。

「それ、現場に伝えないとダメだろー」「それ、現場に伝えなくてもいいだろー」それの判断基準がわからないのです。

電話会議中、システム部から何がどうなったのか説明を受けてもさっぱりわかりません。質問をしても意味不明な回答しか出てこないのです。