rt-PA静注療法
遺伝子組み換え組織プラスミノゲン・アクティベータ(rt- PA、アルテプラーゼ)を用いた治療法は2005年から保険適応となりました。当初は発症3時間以内でしたが、現在(2012年以 降)では4.5時間以内の投与開始となっています。
施設基準や投与方法などについて、厳格な適正治療指針の遵守が義務づけられています。患者さんの神経症状の評価は、旧版NIHSS(National Institutes of Health Stroke Scale:0点/最軽症~42点/最重症)が使用されています。
修正NIHSSはあまり普及していません。41~42点はあり得ないので、最悪スコアは40点(通常は37点)となります(付録5参照)。NIHSS(旧版:1994、修正版:2001)については、主治医あるいは看護師にお訊ねください。