人間のアロマテラピーでは、1つのトラブルに対して効果的といわれるエッセンシャルオイルは複数あります。これは犬猫でも同様です。
この本では症状などに合わせて、エッセンシャルオイルの種類を絞ってお伝えしますが、それでも複数種類あります。
「これさえ塗ればいい!」という1種類だけをバンッと示せればいいのですが、そうはできません。なぜならそれぞれの犬猫は、犬種や猫種だけでなく、環境も違いますし、体質も違う、好みも違う、症状の原因も違いますから。
でも、これは薬でも同じです。たとえば犬の皮膚に痒みがあるときに使われる薬の場合、作用機序が違う薬が何種類も開発されているものの、どの薬も「100%痒みを抑えられる」ものではありません。一説によると、どの薬も「6割くらいの犬に効く」とされるようです。
ペットアロマの話に戻すと、ある犬の皮膚トラブルはラベンダーだけで解決するけれど、別の犬ではラベンダーだけではあまり効果が出ない、あるいはその香りを嫌がって使えないということもあります。
だからこそ複数種類の可能性のあるオイルの中から微調整しつつ使うことが、一番効果的な使い方です。そしてこの点が、薬ではなかなかできないペットアロマホームケアの魅力でもあります。
本連載は今回で最終回です。ご愛読ありがとうございました。
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