【前回の記事を読む】ウォーキングのたくさんのメリットを相殺するほど、猫背の弊害は大きい。3つのポイントを意識して歩いてみよう

第4章

4-7.ウォーキングは明日からでいい

ウォーキングの後、自炊の前にシャワーを浴びよう。時間はあるから、湯船にしっかり浸かって汗を流し落とすのもいい。春夏秋冬、身体を温めるのは良いことだ。その後に食べる自分で作った朝食は、これまでと違って格別のものとなるはずだ。

「歩いて、ご飯を作って食べて、その後は……?」

ここで筋トレをお勧めしたいところだが、今までなまっていた身体では、もう限界かも知れない。むしろ、ここから昼ご飯まで、何もしなくていい。疲れているなら部屋で寝れば良い。ゲームをしたり、漫画を読んでもいい。まずは疲労回復に努めよう。

けれど数日経つと、この時間にダラダラしたくなくなるかもしれない。外に出たり、挑戦できることを探したり、勉強する気力が湧くかもしれない。無理は禁物だが、そんな感情が湧いていたら行動しよう。ここまでくれば、もう筋トレの好循環は始まっている。

朝のウォーキングの効果で、朝食後、数時間経過すれば、お腹が空いてくるはずだ。そこでは身体の声にしたがって昼食をとろう。昼食は、朝食の残りで十分だ。多めに作っておけばみそ汁はまだ残っているはずだ。なんなら、炊いたご飯とゆで卵だけでも良い。炭水化物とタンパク質のセット、これが筋トレ前の最高のガソリンなのだ。

「昼ご飯を食べたら、眠くなってきたかも……?」

食べ物の消化にはエネルギーを使う。だから最初の頃は、昼食後に昼寝してもかまわない。そして、その後に本番! 筋トレである。「4-3.家トレしよう!」で紹介した「家トレ」。まずは1週間継続して欲しい。

チャレンジする度に、新たな神経回路が開拓されていくのを実感できるだろう。

そして、家トレに物足りなさを感じたら、『自体重トレーニング事典』『第三版ストリートワークアウト入門』『はじめての家トレ!』などの本を参照しよう。いずれも自分の体重を用いた筋トレ方法を紹介している。真剣に取り組めば、この自体重トレーニングだけでも世間で言う「細マッチョ」な体型には、あっという間に到達する。

さあ、先ほど紹介したスケジュールを元に、新しい毎日を始めよう。余裕が出来てきたら、家トレする時間を増やしていけばいい。それ以外のことは特に考えず、まずは自炊をして家トレを続けよう。