【前回の記事を読む】クッキーと一緒に初めて泊まった箱根のリゾートホテル。初のペット可ホテルでサービスの行き届いた感じのいいホテルだったが……

シティホテル 2011年1月27日 クッキー3才11か月

トウサン・カアサンは、クッキーが来る前の数年間、お正月の2日ほどをホテルで過ごしていました。

クッキーが来てからは、もうムリだなあ、と思っていたところ、都心のあるシティホテルが、ドッグフレンドリールームを開設とのニュース。早速、大晦日1泊の予約をいれ、元旦にかけての1日を過ごしました。結果はブルーでした。

当日、湘南で遊んだ後、夕方ホテルに入り、駐車場からクッキーを抱いてエントランスへ向かいました。

利用案内に、「キャリーに入れてフロントへ」と書いてあったのは知っていたけれど、小さなワンコは抱いて移動するのを許してくれる施設もあるので、甘く考えていました。

だいたい、クッキーは、キャリーには到底入ってくれないし……。

エントランスに向かうと制止されて、係りの者を待つようにとのこと。やがて、係りの方がみえて、「キャリーを貸しましょうか?」。

この犬はキャリーに入れられないので、と言ってみたけれど、「皆さまにお願いしているので」と迷惑そう。

そこへ、ペットショップの方が迎えに来て、入室前のグルーミングをするために、クッキーはホテルの外のペットショップに連れて行かれました。

ホテルの係りの方、「ペットショップにキャリーを届けておきます」。

ペットショップ閉店の午後7時までクッキーを預かっていただいて、トウサン・カアサンは、急いでディナーをいただきました。7時になんとか間に合って、クッキーを迎えに行くと、しっかり、キャリーが届けられていました。

ホテルの駐車場入口で、とにかく、クッキーをキャリーに入れてみることにしました。でも、彼女はものすごい抵抗。4本の足をフルに使って馬鹿力で暴れて、もう、ケガをしてしまいそう。

仕方ない、クッキーを抱いて、夜陰に紛れて駐車場に入り、駐車場のすぐそばの通用口から、急いで建物内に入りました。華やかなエントランスやロビーとは異質の、人気のない通用口から、こそこそと。

その通用口のすぐ隣が、私たちの部屋でした。

クッキーをキャリーに入れられないので、夜も、ホテルの館内や庭園など、どこにも出歩くことができませんでした。

翌朝も、ペットショップが開いていなくてクッキーを預けられないため、朝食のルームサービスを受けることにしました。

元日の朝です。これまでホテルで過ごしてきた元日の朝食は、当然のようにおせちでした。

で、ルームサービスでも、お正月らしいメニューがあるでしょうね、と思っていたら違いました。ごく普通のホテルの洋朝食のみ。何かわびしい元日の朝食でした。

近場のシティホテルでお正月を過ごせる! 期待はぬか喜びで終わりました。

ワンコは、しっかりキャリーに入れて。ホテルの敷地内は駐車場であってもキャリーから出してはダメ(カフェのテラス席のみ同席可)。

同じ系列のリゾートホテルでは、少なくとも駐車場は歩けたのだけれど、シティホテルとの違いなのでしょう。とにかく、「キャリーに入れて」という注意書きを甘く考えていたこと、これが反省点です。

結局、クレートトレーニングをクリアしていない(キャリーに入れない)ワンコに、シティホテルの門は閉ざされていました。

大勢のお客さんが利用する都会のホテルでは、やむを得ないことなのでしょう。