1 健康第一
1 健康への備え
家族が健康であることは、何よりも大切である。若い頃は健康であることは当たり前と考えがちである。
しかし、病気になって初めて、健康であることが当たり前ではないと気づく。しかも、病気になる前には、その病気が表面化する前に進行している身体の変化がある。
一度病気になれば、完全に回復するとは限らず、そのために仕事ができなくなったり、場合によっては経済的に生活していくことが困難になることもある。
そのため、健康第一とは、日常的に病気にならない備えをすることである。そのためには、身体の仕組みと食生活について、最低限の知識が必要となる。
病気になれば医者に相談すればよいと考えて、身体の仕組みや食生活について、知識を持たなくてよいと考えるのは間違いである。
若くて健康なときには、周りからいくら「病気にならないように予防が大切」と言われても、そのような忠告は耳を素通りする。
しかし、何らかのきっかけで病気になると、二度となりたくないという気持ちが強くなり、快復してからもその病気の情報を集めるようになる。
そのとき、病気になる仕組みを知れば、いろいろな情報にも敏感になる。人はそのようにして、身体の仕組みと健康への備えが身に付いてくる。
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