俳句・短歌 詩 短編集 ことば 2025.07.13 静かに季節の移ろいを受け止める心──春の風景と小さな再会がもたらす、やさしく胸に響く3つの詩 「また会ったね」 とても心地の良い 春の陽気に包まれていた日 二匹の犬たちと いつもの公園へ 春が近づく にぎやかな景色 楽しげな声 小さな子たちが 「ワンちゃん」と 素直で元気で活発で 一周して 「あ、」 「また会ったね」と
小説 『背徳と熟愛のはざまで』 【新連載】 水沢 むつき 47歳バツイチ教師の私が溺れた“やめられない快楽”――年下の彼との恋は破滅か、それとも…… 今まで47年間生きてきた中で経験したこともない。こんなに優しく体を愛撫されただけで、何度も押し寄せる絶頂の連続。私が今までしてきたセックスは何だったのか。ただ、これは女性用風俗(略して“女風”)の性的マッサージ。女性は男性セラピストに報酬を支払い、挿入行為はないことを約束して受ける性感マッサージ。「はじめまして」からの会話の後、シャワーから始まり、キス、指圧マッサージ、オイルやパウダーを使ったマ…
小説 『標本室の男[注目連載ピックアップ]』 【第15回】 均埜 権兵衛 人工皮膚がナースステーションに届いた——長らく病院で過ごしていた彼に使うはずだったが……あと一歩、間に合わなかった。 【前回の記事を読む】水商売風の若い女が単独事故…幸い怪我はなかったが、車は自走困難な状態に。原因を探ると、とある問題が浮き彫りとなり……その日の夕刊に小さな記事が載った。『本日午後二時頃市内の××小学校で改修工事前の備品整理を行なったところ、一階の理科標本室から人体骨格標本一体が紛失していることが判明し、校長が警察に届け出た。当該標本は理科用教材として同室に保管していたもので、いつ頃紛失したのか…