評論 詩 生きる 死 2025.07.09 【詩六篇】「祖父母 父母 弟 旅立ちの準備 遺言だけでいい 事実・存在だけでいい そんなものしか残せない」 戦争 3 父母の姿 それぞれの思い 父母の姿は私の姿 似ていない 似ることもある 父は戦争 戦後七十一年過ぎた 戦争体験者 貴重な存在 遺族会 戦争は全てをも狂わせる 骸を生み出す 生は宝物 戦争程愚かなことはない 戦争を伝える 子供達へ
小説 『おとこと女』 【新連載】 澤村 涼一 「最近何か面白い本、読みました?」…迷った結果“三島由紀夫”と答えたが、語りすぎた…数秒の沈黙の後、彼女は唐突に…… 「あっ、一ノ瀬(いちのせ)さん、最近何か面白い本、読まれました?」一ノ瀬が食堂で夕食前と夕食後の配薬の準備に取り掛かっていると、同じく食堂で夕食に向けた配茶の準備をしていた川名香澄(かわなかすみ)が声を掛けてきた。一ノ瀬はちょうど配薬の開始において既に食堂のそれぞれの席で待機している入居者の内、どの入居者を皮切りに配薬をスタートするか、ある程度開始の順番の目星を付けたところで、それ以外のそれぞれ…
小説 『新事記』 【最終回】 吉開 輝隆 天上界のすべての山々が、突然火柱を上げた…呆然と見上げる素の神の耳に届いた“大音声”とは… 【前回の記事を読む】地球の誕生は46億年前といわれているが、天地の創成は、そのような数字でいいあらわせるものではなく…青天(せいてん)の霹靂(へきれき)(晴れ空に、突然の雷鳴)とは、このようなことであろうか!!!後光に映える天地創成の三山が、いきなり、それぞれの頂上から、大鳴動を轟(とどろ)かせ、噴煙のなかに、火柱を立ち上らせたのである。いや!いや! それどころではない。素の神が動転(どうてん)…