評論 詩 生きる 死 2025.07.09 【詩六篇】「祖父母 父母 弟 旅立ちの準備 遺言だけでいい 事実・存在だけでいい そんなものしか残せない」 戦争 3 父母の姿 それぞれの思い 父母の姿は私の姿 似ていない 似ることもある 父は戦争 戦後七十一年過ぎた 戦争体験者 貴重な存在 遺族会 戦争は全てをも狂わせる 骸を生み出す 生は宝物 戦争程愚かなことはない 戦争を伝える 子供達へ
小説 『夢を叶えた、バツイチ香子と最強の恋男』 【新連載】 武 きき 42歳で離婚しバツイチに…。でも今が一番幸せ!——何歳になっても「運命の出会い」はやってくる。第二の人生、ときめき再スタート! 杉山香子(こうこ)、四十二歳。あてもなく、見知らぬ町を歩いている。「はぁ~、歩き疲れちゃった。足が痛いなぁ~」素敵なカフェを見つけて入って休む事にした。歩いている人は、年配の女性が多い。静かな住宅地だ。「う~ん。ホットティーが美味しい」私は、自分の生きたい道を進む為にこの町へ来た。でもどうしていいか分からないので、あてもなく歩き回り、とりあえずカフェで休んでいる。靴擦れが痛い。今更、両親に心配を…
小説 『遥かな幻想曲[人気連載ピックアップ]』 【第23回】 尾島 聡 箱を開けたとたん、肺がんと闘う妻は泣き崩れた。そこに入っていたものは、ベルギーチョコと… 【前回の記事を読む】「今の仕事から降ろしてもらえませんか」妻の看病をするため、キャリアを諦めた。すると上司から、驚くべき提案が…和枝が帰った日から、家全体が息を吹き返した。生活も、ところどころ出かかっていた錆が綺麗さっぱり姿を消した。和枝はやみくもに家事をするようなことはなく、動きたい気分の時を狙ってちょっとだけ負荷を掛けて雑事をこなしていった。一番の懸案は遥と廉の夕食だった。コンビニ店が毎朝宅…