【前回の記事を読む】「会いたかった! ますます綺麗になったな」昔プロポーズされた男性と再会。夫は怖い顔をしてこちらを見ていた

第十章 友人のレストラン開店祝いで涼真さんが……

「君も飲むかい?」

「ええ、頂くわ」と隣に座ってと指さしている。

そしたら、口移しで……。

「旨いかい?」

「ええ、もっと!」もう一度。

手を引かれ、寝室へ。体力が……凄い。今度は、優しく愛おしく抱いてくれた。幸せ。明日は休み。

朝、七時頃起きてきた。

「いっぱい寝たね。ご飯できていますよ」と白湯を飲ませた。

私はパジャマでいるのが嫌なので、必ず、着替えさせる。

「はい、万歳して」と着替えさせる。

「甘やかして、甘やかして僕なしでは生きられないようにするはずが、逆だな。奥さん」

抱きついている。嬉しい。食事を済ませて、新聞タイム。最大一時間をかけて読む。片付けを済ませて隣でコーヒーを飲んだ。

「何故か腰が痛いな~」

「あら、どうしてかしら。私もよ。ウフフフフ。横になって腰をマッサージしてあげる」

ラグにうつ伏せに寝かせてマッサージをした。

「うう……気持ちいいな~」しばらくしたら、

「あら、間違えた」と言って脇をくすぐった。涼真さんは脇が苦手。もう一度。

「美樹、意地悪しているね~」

「違うし」と、ひっくり返されて抱きしめられた。

「ああ~、美樹、幸せだね」ふわふわした休日。