8月25日~9月17日 【2歳1か月】
朝からぺれび(テレビ)でアニメ“一休さん”をねだる。うたは? と聞くと、「うたいらない」「いやや」。父がトイレ中に戸を開けて入ってきて、わざわざ「うた、やや、うたいらない」。
父:海外出張(3週間)、けいたは“父がいなくなる”ことを察して、余計にだきついてくる。占冠駅で出発の時も大泣きしたまま、しがみついて離れようとしない。ひきはがして、列車内へ……。
けいたはおとうさんのいないストレスがピークになる。
夜6時に弟を置いて自分の添い寝をせよと母に命じる。30分くらい部屋中をジャンプして泣き、わめき、叫ぶ。母はその間正座してこらえるが、ほかに方法がなくて母も泣きたくなった。くすりはアルバムのパパの写真、それを見た途端、静かになり、悲しそうな目をした。母「長期出張は2週間以内にとどめてくれないでしょうか?」。
9月18日~30日 【2歳2か月】
けいたは朝から意味不明の「ちんだ、ちんだ」と言いながらさわぐ。そして、庭のバレイショ掘りを手伝ってくれる。掘ったいもを、持ってきて自分で埋め戻してから、コテでほりだして「あったぁ」、しあわせでのどかな1日。
夕べ水をいっぱい飲んだせいか、おねしょした。起きてからわざとふとんのおねしょのあとに転がっては、「つめたーい」、と言って逃げてくる。
室内でけいたと父がビーチバレーボール対戦。父が疲れてソファに座ったら、後ろにきて「おんぶかなぁ?」と、微妙な要求。弟が泣くと、自分で「よしよし、おんぶ」と弟をおんぶした。
けいたが「りきくぅん」と、弟をかわいがっているが、時々いじめる。弟が寝ているところを、ちょっかい出して起こしては「おきた」、悪さして弟が泣いたのを「ないてる」だって。
父がけいたの歯をみがいていると、「まだかなぁ?」、さらに横むいて「まだかなぁ?」。こう言われると親のタガはゆるむ(気をつけなきゃ)。
けいたが「あたま、いや」と入浴剤のバ○○リンを入れた湯船に逃げ込み、ちょこんと首までお湯につかっていると思った瞬間、口を開けてお湯をゴクリ、「おいちい」。風呂から上がって「ぱぱなんか、しらないから」。頭は洗わなきゃなんないし、そんな冷たいことを。