4-2.筋トレ開始前に「姿勢」を確認!

掃除をして、スーパーに行き、ご飯と卵とみそ汁を作って食べた。

では、次に始めるのは、「家トレ」である。それから、明日の朝は、朝食を作る前にウォーキングにも取り組もう。

けれどその前に、これから行う運動、いや日常生活において全て重要なことがある。それは「姿勢」だ。あまりにも重要なことなので、先に字数を割いて説明しておく。

睡眠中を除く全ての時間で、「姿勢の良し悪し」があなたの全てに影響を与えている。

運動は、行えても1日3時間が限度だろう。しかし、起きているときは常に、あなたは何らかの「姿勢」を取っている。

 

恐らく今のあなたの姿勢は猫背になっているはずだ。今の生活に対する負い目、スマホの日常的な仕様、運動不足、姿勢に関する知識不足など、様々な要因が積み重なった結果が、今のあなたの姿勢なのだ。

長年の積み重ねの結果なので、何か特別な運動を数回行ったり、整体やカイロプラクティックに数回通っただけで治ることはまずない。

数年、下手すると十数年かけて、今の姿勢は身体に形状記憶されている。

だが安心して欲しい。身体の細胞は、筋肉なら3ヶ月、骨なら半年~1年で入れ替わる。

1回の変化、1日の変化は、本当にわずかだろう。だがそれを積み重ねれば必ず変えることができる。ちょっとした意識の変化、少し意識を変えて正しい情報を脳へ刷り込むことで、姿勢は必ず変わっていく。

鏡の前に立ち目を閉じよう。そして、床と平行と感じる位置まで、腕を上げてみよう。

目を開けて鏡を見れば、自分の感覚と実際の腕の位置のズレに、気づくことができる(陸上十種日本チャンピオン、武井壮さんの講義より)。

感覚と実体、これが完全に一致している人は少ない。それは常に身体と向き合い続けるアスリートでさえも。

長らく運動とは無縁のあなた、感覚と実体には、大きなズレが生じているだろう。

何も考えずに鏡の前に立とう。そしてチェックするポイントは次の5点だ。

①左右の肩の高さが同じか?
②骨盤が傾いていないか?
③膝とつま先の方向が同じか?
④猫背や反り腰になっていないか?
⑤肩甲骨は自然な位置(内転も外転もしていない)か?

⑤の肩甲骨の位置については、猫背を矯正する場合には、初めは胸を張る、つまり肩甲骨を少し寄せる(内転)意識を強めることをお勧めする。

次回更新は6月23日(月)、11時の予定です。

 

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