理由はいくつかありますが、「①公式SNSを作ったところで組織自体に魅力がなく、情報を見てくれるユーザーが存在しない」「②現時点(立上げ期)で頻繁に告知するほどの情報がない」「③問い合わせ機能がBOOTHにあるのに加え、メールの送受信も可能なため、問い合わせ先としての運用も間に合っている」などが挙げられます。

対して個人のSNSで発信することで、その人個人の友人など、ある程度見てくれるユーザーが既にいることに加え、組織ではなく個人が発信することにより「活動を行っている主体」を身近に感じやすく、制作物、ひいてはグループに対する前向きな印象・応援に繋がりやすくなると考えました。

余談ですが、私は個人SNSでの作品発表に際し、TKSPさんをある種の外向け用のアイドル的ポジションに据えることにしました。

「こんなの作りましたー!」を実作業者ではない自分が言うと、嘘くささや「何に胸張って話してるんだ?」感が出てしまいますが、実際の制作者であるTKSPさんがいつもの〝むじゃき〟な感じで「こんな物を作りました!」「こんなことができます! 頑張りました!」と前向きに発信している姿には、愛嬌や親近感を感じやすいとともに、眺めてから「いいね」ボタンを押すぐらいならまぁいいか、となりやすいのではないかと思いました。

なので、しばらくは新作発表時はなるべくTKSPさんのアカウントから発信してもらうようにしてもらっていました(現在は組織の名前や内容がそれなりに広がってきたため公式アカウントを作り、発信の役割を移譲しました)(d-3)。


注1 Discord:SNSの一種。LINEと同じくコミュニケーションツールとしての役割が主なアプリケーション(web版もある)。チャットや通話はもちろん、ネット掲示板のようなチャンネルやスレッドを作れる他、画面の配信なども行える。

 

次回更新は6月12日(木)、8時の予定です。

 

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