当時の問題点

何が問題だったか、それはVRChatにおける姿勢制御の仕様でした。

通常人間が寝る時は仰向けになります。

そうすると当然、主観視点は上を向き、俯瞰視点では顔は天井を向き背中は床と接触しているはずですよね?

しかしVRChat上ではそうではありませんでした。

主観視点は確かに上を向きますが、俯瞰視点では両手を前に突き出し、首はありえない角度で上を向き、体は前屈み中腰の体勢……

「VRC睡眠システム」による姿勢制御例

 

写真を見たらわかりますが、なかなかすごい姿勢ですよね?(笑)

この「ありえない姿勢」はせっかくのVR体験における「没入感」を削いでしまう要因の一つになるとともに、「アバターの見た目にこだわったから見栄え良く周りに見せたい!」というユーザーにとっては悩みの種でした(VR睡眠しなければよくない? ちゃんとした姿勢でVRをやれば? は言わないお約束で……やって見るとわかります〈笑〉。)