《勉強》
私は授業中に皆の前で教科書などを音読することが苦手でした。心の中で読む黙読の時はあまり感じませんが、朗読になると文章をスラスラと読むことができず、拾い読みや勝手読みをよくしていました。また、高学年なのに文章の中にカタカナが2文字以上出てくると、1文字ずつ拾い読みをしたり、誰かの補助の発言を聞いたりしなければ読めませんでした。
《友達》
人数の少ないクラスメイトは男女の仲も良く、高学年になると小学校が終わり家にランドセルを置くと大人数で遊ぶことも多くありました。発達障害を持つ子は集団行動が苦手とよく本などで見かけますが私の場合は皆と楽しく遊ぶことができました。楽しかった思い出の1つです。
高学年になると、いつも一緒に遊ぶ友達も増えました。横沢遥奈(よこさわはるな)と鈴木(すずき)あすかも仲良しに加わり、私と聖子と仲良し4人組になりました。
遥奈はクラスのマドンナ的な存在で、誰に対してもフランクな性格で男女問わず皆に好かれる子でした。
あすかはまじめ一本の性格で、周囲への気配り上手でした。礼儀よし成績よし。
そして、私は内弁慶ではなくなり“箸(はし)が転がってもおかしい時期”に入り、明るいキャラクターになりました。自分の思っていることも言えるようになり、5年生の通信簿でも“明朗活発で伸び伸びと学校生活を送っています。友達の良さも認められるようになりました”と評価されていました。
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