まえがき

「わだつみ」を書く中で、神の放った言葉の一つ一つが甦るのですが、聞いてすぐの段階では気づかぬことばかりでした。

文を作る中で、神様の一言一句が甦る度に、意外にも深い意味が込められていたのだと後で感じてまいります。

縁ある者が来ると聞いたのは、この本は縁ある者の手へ放たれるのだろうという意味へ繋がります。

それは最終章で思い描いた内容が、それ迄の中でも、特にこれだったのだと気づかされ書かされたのだろうと感じます。

神が与えた「役目」を持つ子供、または特殊な霊力を持つ子供を育てる(任せられる)のは、神を理解した者でないといけないと思います。そうでなければ、サポートができないことが多くあるのです。

子供たちを受け止め見守るべき者自身が、つまり両親、祖父母、おじおば達など、子供の家族自体が、神仏・神事が分からない、神を理解していないという状態では、その子供たちの進む先にある、やるべきことへは辿り着けないままに終わってしまう、そのことを神は危惧していらっしゃるのではと感じるのでした。

一度お読みいただいただけでは理解できそうには思えない内容になってしまったかとも思い、まえがきとさせていただきます。