実は、僕は、職場の上杉病院グループ所属の北山病院で、あるきっかけからハラスメントを受けるようになり、1年ほど前から、上智大学時代の同級生だった伊富士弁護士に相談をしていたのだが、その時に、病院側顧問として登場したのが、加瀬弁護士だった。

とはいえ、弁護士同士の文書のやり取りだけであったため、直接の面識はなく、顔は知らなかった。

その後、伊富士弁護士は、これは明らかに勇み足だったが、加瀬弁護士に対して[文書偽造]を理由に懲戒請求を行った。

そして逆に、加瀬弁護士から懲戒請求をされた上、それが、当時の伊富士弁護士所属の大手法律事務所内で問題視された。

そのため、伊富士弁護士は、僕に対して何の説明も無く、一方的に、委任契約を破棄するとの通知とともに、音信不通となってしまっていたのだ。

その際に、彼の懲戒を取り下げることと引き換えに、僕とのやり取りの記録も全て、加

瀬弁護士に提出したらしい。

これは本来なら、双方ともに、弁護士バッヂが吹き飛ぶほどの重大な弁護士法違反のはずだ。

つまり、加瀬弁護士は、既に、僕にとっては[相手方弁護士]であり[敵対当事者]であり、いくら度を失ったとしても、うちの親が、そのような人物に依頼をするはずなど、どう考えても有り得ない。

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