「お亀、これから二人で極楽に参ろうほどに其方も妾と同じようにするがよい」

政子は片手で亀の前のお乳を揉みしだきながら、もう片手で宮(女陰)の部分を丹念に撫でさすると、亀の前も次第に息を弾ませて同様の動作を繰り返した。

汗の香(か)にまみれながら、二人がこの擦り合いを百回ほど行うとお互いの花門に潤いを生じてきたので、今度は花芯(クリトリス)の裏から陰部の辺りを更に二百ほど擦ると陰唇(びらびら)がゆるやかな開け閉めを始めた。

「ああ、そのままにして頂戴……もうこすったり、さすったりするのは勘弁して……でないと躰がたまらないわ」

雌獣と化した両者のそこからは絶え間なく愛液が満ち溢れてくる。そのタイミングをみはらかって、二人は再び「互い形」に媚薬の「帆柱丸」をたっぷり塗り付け、女陰(おまんこ)の出口から湧き出る騒水(愛液)を掬うようにして、「互い形」を相方の女陰の奥深くまでゆるゆると嵌め込んでみた。

双方の張形が太いので、宮の内部はそれで満杯になり、まず政子が相方のお尻を抱えながら両足を開きその中に入りこんだ。

こうすれば張形が抜け落ちる心配はないので、両股の中に入った政子は、最初に腰を大きく擦り上げるようにして「互い形」を前後に使ってみる。同時に両股を開いた亀の前もまた、相方の腰に手をまわしてその律動(ピストン)をリズミカルに助けてやるのである。

「可愛いね、もうお前は気をやろうとしているのかえ、妾のおそそも蕩けて壊れそうだよ」

亀の前の顔つきが最後の段階にきたようで、盛んに両股を持ち上げ押しつけてくるので、政子はその二本の足を肩の辺りまで引き寄せ、両手でその細い腰を抱いて根元まで張形をグッと押し込み、更に数回も突くとさすがに亀の前の目付きも、とろんとして髪も乱れて眠たげな様子である。

政子の方も既に肝心の処まできているので気が気ではない。これで終局となれば面白くもないが、そうかといって手も足も、へとへとで動かすのも大儀であるけれど、一度は抜いて体を入れ替える必要がある。

【前回の記事を読む】「何という、あさましい格好をさらしおって、しょむない女め」と罵った政子だが…