はじめてのおはなし会のはなし

11月13日(金)

今日、年長さんは市立図書館へ行く日だ。

幼稚園から歩いて行ける距離に市立図書館があって、年長さんになると、1人ずつ図書カードを作って、図書館で本を借りるようになるのだ。

幼稚園の中には、年中さんと年少さんが残る。

そんな中、今日は年少さんのクラスではじめてのおはなし会をすることになった。

 

図書室のドアに貼られた「おはなしかい」の貼り紙を見つけた年長さんは「これなあに?」と立ち止まっている様子だ。

興味津々で通っていく、子どもたちの反響がとても楽しい。

字の読める子は

「おはなしかいだって」

「ふうん、はいっちゃいけないんだね」

それぞれ友だちと話している。

中には「ぼくたちはいつなのかなあ」

ちょっぴり不安げな年長さんの声も聞こえてくる。

ちいさな貼り紙なのに、子どもたちにとってはとても大切な貼り紙なんだなと思った。

はじめてのおはなし会は年少さんのクラス。全員で14名。

図書室へは、担任の先生を先頭にして廊下を一列になって歩いてきてくれる。図書室の扉の前でお迎えをすると、1人ずつ「こんにちは」「さとうさん、こんにちは」ときちんとあいさつをしてくれる。そして、子どもたちは図書室に入ると、図書室の端にあるおふろのような丸いくぼみの中に入っていく。全員座り終わったら、おはなし会ははじまる。15分から20分くらいのおはなし会だ。