11月25日(水)

年中さんクラスのおはなし会。

色々と考えた結果、やはり名前から入ることにする。年少さんクラスよりも人数が多いので、名簿の名前を超特急で読み上げた。

年中さんには、川崎洋さんの詩「なまえのうた」(注3と『三びきのやぎのがらがらどん』の絵本を読むことにした。

詩のほうは、ことばが短くて、内容を想像するのが難しかったのかな。少しざわざわしてしまった。でも、子どもたちの心に何か響いていればいいなあ、と思った。

『三びきのやぎのがらがらどん』は静かにしっかりと聞いていた。読んでいる途中で「さとうさん、なんかあやしい」だって。何かあやしげな読み方をしたのだろうか?

読み終えると「えーっ、もうごほんおしまい?」という子もいた。

きっと集中して聞くことができていたんだね。

絵本の力ってすごいな、と思う。

11月30日(月)

年長さんクラスのおはなし会。

今回もまた自己紹介から入った。それから年中さんクラスと同じ、川崎洋さんの詩「なまえのうた」と『三びきのやぎのがらがらどん』の絵本を読んだ。年中さんとどんなふうに反応が違うのかなあ、と楽しみにしていたが、「なまえのうた」の詩はやはり内容を理解できていたようだ。一年違うだけでこんなに反応が違うのだと実感した。頼もしいなあと思った。

『三びきのやぎのがらがらどん』もみんな静かに聞いている。

絵本ってすごいなあ、と思った。

はじめてのおはなし会は、こうやって終わった。


(注1.『三びきのやぎのがらがらどん』ノルウェーの昔話、絵:マーシャ・ブラウン、訳:せたていじ、出版社:福音館書店、初版年月日:1965年7 月1 日

(注2.『ちいさなねこ』作:石井桃子、絵:横内襄、出版社:福音館書店、初版年月日:1967年1 月20日

(注 3. 「なまえのうた」(川崎洋)『しゃべる詩 あそぶ詩 きこえる詩』に収録、編:はせみつこ、絵:飯野和好、出版社:冨山房、発売日:1995年3 月10日

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