年少さんクラスには、まず自己紹介もかねて「名前」をテーマにしておはなしをした。「わたしのなまえはさとうたかこです。さとうといってもおさとうじゃないよ」と言うと、みんな色々な反応を返してくれた。「よろしくおねがいします。それでは、みんなのなまえをよぶのでへんじをしてくださいね」と言って、担任の先生からいただいた名簿をもとにみんなの名前を読み上げた。

それから『三びきのやぎのがらがらどん』(注1を読む。

この絵本のはじまりも三びきのやぎの名前の紹介からはじまる。

みんな楽しんでくれたかなあ。でも、あっさりとおはなし会は終わりにする。感想は聞かない。おはなしの世界で遊んでいてほしいからだ。

11月16日(月)

「やぎさんよんで」と年少さんがやってきた。この間の金曜日のおはなし会で読んだ『三びきのやぎのがらがらどん』を読んでほしいと言う。図書室には置いてなかったので「お昼にね」と言ってから、年長さんが持って来てくれた『ちいさなねこ』(注2を読んだ。

数日経っても、年少さんであっても、がらがらどんの絵本は子どもの中で「やぎさん」のおはなしになったのだと思うと、うれしかった。