第一部 チャレンジド人生

第一章 新居・マスターズマンションに移って

リハビリの成果:二○一七年六月からは、介護保険要介護5が要介護1に

リハビリの取り組みに当たっては、運動効果を上げるべく、それぞれのマシーンの特色・狙い、鍛えるべき部位を意識しながら、呼吸をゆっくりと行い、正しい姿勢を保つように心がけてきました。

NHKのテレビ体操で、講師がいつも、“運動は意識して、正しい姿勢で” と言ってるのも同じ趣旨のことかと存じます。意識的努力を積み重ねる、とはいえ、集中力の持続は難しいので、何度も自分に言い聞かせながら取り組んでいる次第です。

リハビリ人生を突き動かしてきたもの:     『生涯現役』へのこだわりと古巣の大先輩の言葉

二○○七年に『いつまでも現役人生を走り続けるために』を上梓した際に、マラソン仲間だった方から、“本に描かれている、海外雄飛を目指して商社に入り、二度の海外駐在を体験、健康づくりとマラソンへの挑戦、62歳での人材紹介会社起業など佐武さんの底流にあるものはチャレンジ精神だ”と喝破されました。

今振り返れば、前の本に記した各種体験、マラソンで培われた忍耐力・持久力、友人が指摘の『チャレンジ精神』がリハビリにも生かされ「リハビリが仕事」と割り切り、生涯現役への私なりの思いを貫くことにつながっているかと存じます。

ついでながら、私の言う『生涯現役』とは、狭い意味での単に実業の仕事を持つということに限定せず、広い意味で社会との接点を持ち続けること、趣味・スポーツとかボランティア活動・地域活動なども含んでおります。

ウェブサイトでの交流なども社会とのつながりを持つ、という意味で今の私にとっては大事な接点となっております。