小説 歌人 西行 平安末期 2023.11.20 三種の神器の一つ、天叢雲剣が壇ノ浦の海原深くに沈んでいく…。 新西行物語 【第1回】 福田 玲子 弓張の 月にはづれて 見し影の やさしかりしは いつか忘れん この記事の連載一覧 次回の記事へ 最新 平安末期、天才歌人・西行が長年想い焦がれた女性がいた。忘れ得ぬその面影に惹かれて武士の道を捨て、家族を捨て、出家遁世し、生涯月と花を歌い続けた西行の軌跡をたどる。※本記事は、福田 玲子氏の書籍『新西行物語』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。
エッセイ 『遠い夢の向こうのママ[人気連載ピックアップ]』 【最終回】 かおる 身体中、痣だらけのまま着たウエディングドレス。DV夫が腕につけた痕は、結婚式の写真にもはっきり写っていた。 【前回の記事を読む】DV被害に衝動ODで入院。脳細胞の一部が死滅したらしく、言い返す気力も、考える力も、言い訳する思考力も、どこにもなかった。翌日はとても綺麗な教会で結婚式だったが、私の全身は手のひらサイズの痣だらけだった。ドレスから出ていた腕の痣だけ、結婚式の写真にも写っていた。結婚式自体はスムーズに進み、無事に終わり、その後の旅行は特にひどい喧嘩はせず満喫できた。後から聞くと、新婚旅行直前に…
歴史・地理 『嵌められた光秀』 【第7回】 根木 信孝 信長の死は“誰”に仕組まれていた? 光秀だけでは終わらない——そこには“秀吉の計算”が静かに動いていた。 【前回の記事を読む】本能寺の変に千宗易(利休)の影? ただの茶人が異例の出世を遂げた理由この「本能寺茶会」は元々、松井友閑が記すように、「天正十年正月二十八日に上様、名物茶器を持たれて上洛され、博多の宗叱(宗室)に見せさせられるべき茶会」だったが、俄(にわ)かに持ち上がった極秘の武田家攻略策戦のために中止になった茶会の、あくまでも再燃に過ぎなかった。島井宗室が五月中旬から京都に滞在しており、六月…