佐藤家では、義清(のりきよ)を主家の閑院流(かんいんりゅう)藤原氏である徳大寺家(とくだいじけ)の家人(けにん)として仕えさせて、朝廷に仕官するのに必要な礼儀作法や教養を身につけさせようとしたのである。まだ徳大寺家(とくだいじけ)に仕え始めたばかりのある日、義清(のりきよ)は左大臣徳大寺(とくだいじ)実能(さねよし)に呼ばれた。「義清(のりきよ)、これを待賢門院(たいけんもんいん)に届けてくれ」…
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小説『新西行物語』【第10回】福田 玲子
崇徳天皇の母・待賢門院璋子。母子といえども、たやすくは会えない。彼を見て、なかなか会えない帝を思い出していたのかもしれない
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小説『新西行物語』【第8回】福田 玲子
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小説『新西行物語』【第7回】福田 玲子
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小説『新西行物語』【第6回】福田 玲子
昔僧兵だったころ、末院の高僧に騙されて殺されそうに…。そして、鞍馬の天狗と呼ばれるようになった理由とは?
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小説『新西行物語』【第5回】福田 玲子
月の美しいある夜、僧正坊に逢いたくてたまらない想い人の話しをし始めた西行は…
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小説『新西行物語』【第4回】福田 玲子
「盗人め、米を返せっ」と急いで盗人を追ったところ…。西行と天狗との不思議な出会い
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小説『新西行物語』【第3回】福田 玲子
鞍馬山の大天狗こと僧正坊現る。西行庵に届けたのは…源義経
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小説『新西行物語』【第2回】福田 玲子
2つの兄と弟の戦。さすらいの歌人「西行法師」、崇徳上皇に思いを馳せる
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小説『新西行物語』【新連載】福田 玲子
三種の神器の一つ、天叢雲剣が壇ノ浦の海原深くに沈んでいく…。