それにしても、広いお屋敷。太鼓橋のような渡り廊下を渡ると奥座敷が…かつてはあったそうですが今はちょん切られて壁になりその向こうは駐車場、というのはとても残念。
かまどの火口の数の多さからもさぞかし大勢の使用人を使って様々な人が出入りしていた時代があったのだろうと感じさせられました。花展のおかげで地元でありながらめったに行かない観光名所をしっかりと見せてもらったひとときでした。
鶴形山~阿智神社~美観地区散歩 2008年6月22日(日)
降水確率が高いどんよりとした梅雨らしいお天気、大変蒸し暑い。午後1時過ぎごろ、傘を持って散歩に出かけました。坂道を歩くと体調がわかる、というので鶴形山に登ってみることにしました。
取り付いたのは、山の東側、美和町のお大師堂の裏手から登る、人の幅ほどの細い道。民家の横を登るのはコンクリート舗装で、結構急斜面。角を曲がると左手は竹やぶですが、阿智神社にお参りする人がいる関係からか、きちんと柵が設けてあり、整備されています。
昼間でも薄暗い道ですので、一人では薄気味悪いかもしれませんが、街中の山とは思えないほどの静けさと風情。足元はずっとコンクリート舗装でV字型に細い筋をつけてあるので急な割には歩きやすく、ほどなく広い道に出ました。焼き鳥の高田屋さん方面から車で上がってくる道です。
そこから児童公園の横を通り抜け、藤棚の横を通り、阿智神社の建物横に出ました。能舞台はお神楽や「三女神の舞」などを拝見したときには気付かなかった橋掛かりの前に植えてある五葉の松も平成14年に寄進されたものであると書かれていてへえーと思いました。
美観地区を見下ろせる絵馬殿には外国人2人を含むグループが見物に訪れていたので遠慮、正面の石段を降りて行きました。高い石段の上から見下ろしてみると、鶴形山の緑が背景にあって特に梅雨時期なので緑がいっそう深く感じられました。
さらに町へ通じるもう一箇所の石段、ここは広い幅なのに1段が継ぎ目のない1個の石でできているのに以前から感心しています。いつできたものでしょう。そしてここからの眺めは、鉛色の瓦の家並みが広がっているのが美観地区らしいと思います。