【前回の記事を読む】「人は変化を嫌う」が…変化を実行するために“大事な覚悟”とは

第1章  思い通りの人生をデザインするための「人間力」

ハードとソフトで考える

・ハード面を“人間力”と定義する

・ソフト面を“便利さ”と定義する

時代の流れによって生まれてくるさまざまなテクノロジーをあくまでツールとして考える、というものであった。そして変人ポーは特に次の点を強調して言っていた。

「そのテクノロジーを使うのはあくまで我々人間である。どんなに技術が進化し、例え人工知能が人智を超えようとも、それを使うのは人間でなければならない」

その便利さに麻痺し、ソフト面しか見えなくなってしまえば、ついに人間は滅びるしかないと変人ポーは言っていた。逆にソフト面には目もくれずハード面だけをいくら伸ばしても時代に取り残されてしまうのは言うまでもない。

このハード面だけを大事にする人たちもいてそれは素晴らしいことなのだが、ソフト面を進化させる人がいる限り、善悪は別として時代に取り残されてしまうということには変わりがない。どちらにも偏らず、どちらも意識して啓発していくことが、変人ポー式の自己啓発ということになる。