働き者の法則

お金以上の働き者はいない。
一日24時間労働・年中無休、
うまくいくと仲間を増やして帰ってくる。

働き者の法則 解説

初めてマンションを購入したとき、銀行からお金を借りた。借りたお金には金利を支払う必要があるが、金利の計算には土日祭日も含まれていたことから、お金は休日も働くのだと知った。更には、貯金の代わりに金(ゴールド)の定額購入をしていたが、40年経って解約したとき、投下したお金より多くのお金が帰ってきたことに驚いた。お金が仲間を増やして帰ってきたのだ。

その体験を嬉しそうに銀行の方に話したら、「だから、お金を預金口座に閉じ込めておいてはいけません。今日は同じグループの証券会社を紹介します」と言われた。

お金は働き者だが、人を働かせるのもうまい。

借金の法則

返せる範囲の借金なら借り手が貸し手に気を遣い、
返せない借金になると貸し手が借り手に気を遣う。

借金の法則 解説

ある友人と晩ご飯を食べに行き、持ち合わせがないという彼のために晩ご飯代を立て替えた。彼は借りたまま、なかなか会って返す機会がないことを申し訳ないと詫びた。そういう人物なので、彼が事業に行き詰まったときに私の貯金をお貸しした。

最初は月々決まった額の返済をしてくれたが、少し経つと滞り始め、やがて返済が止まった。その貯金には使用目的があり、その時機が迫ってきたから私は焦り出した。気がつくと、「頼む、返せるだけでも返してくれ」と私が頼むようになっていた。

亡くなった父が、「友達が100万円借りにきたら、10万円渡し、返さなくて構わないと言いなさい。それが友情を保つ秘訣だ」と言っていたのを思い出した。