LESSON.2【学校は何を身に付ける所なの?】
やればできるけど、まだやっていない人って本当にいる?
自分のことを「やればできる人間である」と考えている人は結構いると思いますが、子どもたちには「何を根拠に?」と聞き返すようにしています。そして、「やればできる人はとっくに行動に移している気がしない?」と問いかけるようにしています。厳しいようですが、ダイヤの原石を磨くとはこういうことです。
私は今まで「やればできるけどまだ行動していないだけだよ」なんてもったいぶるレアな人に出会ったことありません。
「○○さん、先週お願いしていた報告書終わったかな?」
「今、今まさに取りかかろうと思っていたところです」という、そんなわけないでしょ的な人の信頼度は正直低くなりませんか?
フットワークが軽くてすぐに1歩踏み出す人のほうが社会からは求められている気がします。
学校ではほとんどの道にレールが敷いてあります。子どもたちはそのレールの上を「並んで歩いてね」「スピード出しすぎないでね」と教えられて、何の疑問ももたずに進んでいます。レールの先にどんな未来が待っているのか。どんな発見があるのかわからないまま、何も考えずに進んでいます。
偉大なる先人たちは皆、レールを降りて自分の足で歩き始めてから成功を収めています。このことからも、予め決められていたレールの先には、ドキドキするような未来やワクワクするような発見は期待できないことは明らかです。
やはり自分の足で大地を踏みしめて進むしかないのです。自分の人生は自分で動かすしかないのです。ノーアクション、ノーライフ。行動しなければ、生きているって感覚は得られません。