LESSON.2【学校は何を身に付ける所なの?】

努力を英訳すると?

私は英語が苦手です。日常会話もままならないレベルです。やる気はあるのですが、なぜか頭に入らないのです。子どもたちと同じような言い訳に聞こえるかもしれませんが、きっと以前耳を傾けすぎたときに、英語もこぼれ落ちるようになってしまったと信じたい。その中でも、いくつか覚えている単語があるので紹介します。間違っていたらごめんなさい。

皆さんは「努力」を英語で何と言うか知っていますか? 中学校で習いましたよね。私もとても印象的だったので忘れられません。そうです。「努力」を英訳すると「ハッピーエンド」です。

とてもステキな話だと思うのですが、これを大人に話すと理解してくれません。「え? 努力を英訳するとeffortだよ?」と普通に返ってきます。鼻から牛乳が出そうです。

いや、こっちが「え?」ですよ。ライブで「皆元気ー?」とアーティストが投げかけたときに、「いえ、ちょっと右の奥歯が痛みます」と真顔で答えてしまうくらいの「え?」です。そこは「イエーイ」でよかろう。大人ってつまらないなぁと、心の底から思った黒歴史です。

人生は、誰もが「挑戦」というスタートラインに立ち、「努力」という道を進んで「ハッピーエンド」に向かう。それを基本線と考えてよいと思います。努力という道の途中でつまずくこともあると思いますが、すべてのつまずきは次のチャンスにつながります。

つまずかない努力なんて「種のないスイカ」と一緒です。またわけのわからない例えだなと思った方、まあ聞いてください。あのスイカの種をいちいち取り除かないといけない「いずさ」があるからスイカが食べたくなるのです。種がなかったら、殿様ばりに高速でスイカを食べてしまいます。あの「いずさ」がないとスイカとは言えません。やっぱりスイカは実(成功)と種(つまずき)があってスイカなのです。種も植えると芽が出るように、つまずきも大切に育てるとチャンスという芽が出るのです。