【前回の記事を読む】なんとなく不調…その症状をいつでもどこでも「ツボ」で緩和!

咳、息苦しさ(呼吸困難)、胸の違和感

新型コロナウイルスに感染し肺炎を発症した場合はもちろんですが、比較的軽症で治癒した場合でも、咳や息苦しさ(呼吸困難)、胸の違和感を訴える患者さんは少なくありません。

喘息のような激しい咳に効果のあるツボは中指の第2関節にある天突(てんとつ)とその下の膻中(だんちゅう)です。またそのすぐ下、中指の付け根にある巨闕(こけつ)は、咳が出ると苦しくなるみぞおちを楽にしてくれます。

これらのツボは咳だけでなく、息苦しさ(呼吸困難)も抑えてくれますから、咳や息苦しさに悩んでいる人は、普段からこの3つのツボがある中指の第2関節から付け根までを揉む習慣をつけることをお勧めします。

また薬指と人差し指の第1関節にある大淵(たいえん)と第2関節にある尺沢(しゃくたく)は肺の重要なツボですから、ここを押すと胸の違和感が和らぎます。さらに中指の甲側にある治喘(ちぜん)風門(ふうもん)、手の甲にある膈兪(かくゆ)も押してもよいでしょう。