嗅覚障害、鼻炎

新型コロナウイルス感染症の後遺症のうち、倦怠感や疲労感と並んで多くの患者が悩んでいるのは嗅覚障害です。東京都が設置した新型コロナウイルス後遺症相談窓口には、嗅覚障害を訴える人がもっとも多く、全体の32%にのぼりました。新型コロナウイルス感染症によって嗅覚障害や味覚障害が起こる理由はよくわかっていません。そのため治療法もわかっていません。

ここでは嗅覚障害をともなうこともある鼻炎の症状を緩和するツボを紹介してみます。

鼻汁が出る、くしゃみが出る、鼻が痛む、においがわかりにくくなるなどの鼻炎の症状は、中指の先端にある百会(ひゃくえ)や、そのすぐ下にある印堂(いんどう)(げい)(こう)のツボを指で揉みほぐします。中指の裏側の第1関節にある瘂門(あもん)や、親指と人差し指の骨が交わる場所にある(ごう)(こく)を何度も押してもよいでしょう。