発熱、のどの痛みから予防まで、風邪の諸症状に効くツボを紹介!
自分でできる手ツボ・足ツボ! 心と体の「なんとなく不調」を整える
【最終回】
浜口 ひさ子・貴行
「なんとなく…最近調子が悪い」
コロナ後遺症、頭痛、めまい、不眠、首こり、肩こり、腰痛、自律神経まで。
人知れず心と体の不調に悩んでいる現代人へ鍼灸とツボで「神の手」と評された著者が自宅でできる改善法をイラスト満載でわかりやすく教えてくれる一冊。
※本記事は、浜口ひさ子氏・貴行氏の書籍『自分でできる手ツボ・足ツボ! 心と体の「なんとなく不調」改善法』(幻冬舎ルネッサンス新社)より、一部抜粋・編集したものです。
【前回の記事を読む】3人に2人が心筋障害?新型コロナ後遺症の不整脈をツボ押しで軽減
風邪の諸症状
新型コロナウイルス感染症の後遺症ではありませんが、発熱やのど痛など、風邪の諸症状を抑えたり予防したりするのに効果的なツボを覚えておくと何かと便利です。
発熱に効果のある手の甲のツボは親指の爪のすぐ下にある少商と、人差し指の爪のすぐ下にある商陽です。このツボを覚えておくと、熱が出そうなとき、熱が出たなと感じたときに重宝します。また中指の瘂門、大椎、身柱も熱を下げるのに効果があります。
風邪の予防には、人差し指と薬指にある後𧮾、親指と小指のそれぞれ爪の下にある申脈を刺激すると効果があります。奇経治療の後𧮾と申脈、列缼、照海もよく効きます。
手の平側では中府と尺沢がよく効きます。