エッセイ 健康・暮らし・子育て エッセイ 暮らし 2022.07.08 帯広のどこまでも続く雄大な道。ついつい車のスピードを出してしまい… Northern Colors 【第3回】 単身赴任で北海道で暮らした4年間。 「半分は現地の人、半分は旅行者」の目線で、北の大地の知られざる“色たち”を紹介する。 ●原始林の小さな主 ●何度でも訪れたくなる世界遺産 ●言い伝えは本当? ●見られて良かった…… ●霧の中から此方を見ている ●くびれが美しいグラマラスな街 ……ほか この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 ※本記事は、華・優氏の書籍『Northern Colors 2014-2017 北海道単身赴任期間中に出会った色たち』(幻冬舎ルネッサンス新社)より、一部抜粋・編集したものです。 【前回の記事を読む】鹿の角がフロントガラスを突き破り、運転士に突き刺さる…北海道の野性味 大地と大空と 2014年8月 帯広(2020年10月撮影)
小説 『「本当の自分」殺人事件[注目連載ピックアップ]』 【第9回】 水木 三甫 硬直する体に構わず、若い桃のような頬に唇を当てる。首筋からさらに下へ、新鮮な匂い。しがみついていた力は抜け… 【前回の記事を読む】「好きな店でいいよ」と絶対に言わない。行く店は決めてくれるし、選ぶ店のセンスもいい。浮き彫りになる、夫の物足りなさ。高校を卒業すると、希代美はすぐに故郷を捨てた。都内の小さな問屋にどうにか事務職を得た。希代美は一生懸命働いた。会社とアパートを行き来するだけの生活。とにかくお金を貯めたかった。一人で生きていくためにはお金を貯めなければいけないという強迫観念があった。預金通帳の残…
小説 『テラスの旅路Ⅰ』 【第25回】 響乃 みやこ 雷が落ちて真っ赤に燃えた木が倒れかかってきているのに、足が全く動かない……このままじゃ本当に死んでしまう。だ、誰か… 【前回記事を読む】『ごめんね、幸せにしてあげられなくて…産んでごめんね』『産まなければよかった』…あの女の言葉がフラッシュバックする。「ゔ、ぅ……」(なにこれ……手足が、殴られたみたいに……)急に起こったことを脳が処理しきれず、体を動かそうと必死に頭をフル回転させても、行動に至るまでの思考回路が遮断されていて、なにも考えられない。視界が黒くかすんでいて、今自分がどういう状況に置かれているのかさえ…