エッセイ 健康・暮らし・子育て エッセイ 暮らし 2022.07.08 帯広のどこまでも続く雄大な道。ついつい車のスピードを出してしまい… Northern Colors 【第3回】 単身赴任で北海道で暮らした4年間。 「半分は現地の人、半分は旅行者」の目線で、北の大地の知られざる“色たち”を紹介する。 ●原始林の小さな主 ●何度でも訪れたくなる世界遺産 ●言い伝えは本当? ●見られて良かった…… ●霧の中から此方を見ている ●くびれが美しいグラマラスな街 ……ほか この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 ※本記事は、華・優氏の書籍『Northern Colors 2014-2017 北海道単身赴任期間中に出会った色たち』(幻冬舎ルネッサンス新社)より、一部抜粋・編集したものです。 【前回の記事を読む】鹿の角がフロントガラスを突き破り、運転士に突き刺さる…北海道の野性味 大地と大空と 2014年8月 帯広(2020年10月撮影)
小説 『眠れる森の復讐鬼』 【第7回】 春山 大樹 顔面まで焼けただれ、身元不明。いじめ被害の女子高生は、なぜあの公園で灯油を被ったのだろうか。 二〇一四年三月二十三日、月曜日の昼休み、急に教室が騒がしくなった。スマホに衝撃的なニュースが流れてきたからだ。その日の未明午前三時頃、山本公園で火災発生の通報があり消防隊が駆け付けたところ、人が炎に包まれて倒れているのを発見。病院に救急搬送されたが全身に火傷を負っており、意識不明の重体。近くに灯油を入れていたポリタンクが落ちており、焼身自殺を図ったものと思われる。顔面を含め全身が焼けただれている…
小説 『ネムとジド』 【第8回】 喜田 美樹 「おねがいです。どうか、この子たちをひきはなさないでください。」やせたジドに寄り添うネムを見て、母は訓練士に懇願する。 【前回の記事を読む】ジドを飛ばせるためにやとわれた訓練士。なかなか言うことを聞かないジドに腹を立て、気性が激しい猟犬をつれてきて…それはジドにむけたものではなかったが、その木にいた鳥が、白いのも、黒いのも、茶色いのも、黄色いのも、みんないっせいに飛びたった。みると、なかに一羽、まっ白い、おかしなものがまじっている。―いた、あいつだ!訓練士は、犬をけしかけた。しかし犬は、空の鳥にはなんにもできない…